DINKsしゃけの日常

化学メーカーでマーケティングを行う都内在住共働き会社員です。マスコミで働く奥さまとのドタバタな日常を、ちょこっとでもエレガントにしたい夫のぼやき

新婚共働きDINKsの家事分担の歴史①

こんにちは、しゃけです。

今回はしゃけカップルの「家事分担の歴史」のお話です。結婚して初めて母親以外の女性とバラ色の新婚生活を想像して同棲を始めたしゃけが最初にぶちあたった問題が家事分担でした。新婚カップルにありがちな話かもしれませんが、これがなかなか奥が深いのです。

 

家事をする男性・主夫のイラスト

第一次家事分担戦争勃発

二人暮らしを開始して半年ほど経ったある日、しゃけは社会人2年目で仕事も少しづつ忙しくなってきたころ、誰かとご飯を食べて一緒に寝る温かい毎日に幸せを感じ、一人暮らし時代に料理含め一通りの家事をしてきた自負もあり、奥さまとはなかなか良好な関係を築けているのではと思っていました。

 

そんなある日の仕事中、いつものように奥さまからの連絡が。「帰りの買い物のお願いかな?」そんな気持ちで開いてみると、目にとびこんできたのは事務連絡では考えられない長文のLINE。ただ事ではないと思いながら読んでいくと、要約すると以下のような内容が書いてありました。

 

奥さま

「もう疲れました。どうして二人とも働いているのに私ばっかり気をまわして家事をやらないといけないの?私がどれだけしゃけが気づいていない家事をやっていると思う?シャンプーの詰め替えや洗剤のストック管理、お風呂場の浴槽以外の掃除とかまで考えたことある?しゃけは家事を自分ではやっていると思っているかもしれないけど、それはお手伝いであって家事ではない。しゃけは言われないと家事をやらないのは何で?やってっていうのもストレスで言いたくないの」

 

このLINEを見たとき、シンプルにしゃけはこう思いました。

「え。何でこんなに怒ってるの?」

頭にクエスチョンマークを浮かべた人のイラスト(男性)

 

笑顔で今朝「いってらっしゃい」と送り出してくれた奥さまが書いたとは思えない、ロジカルでインパクトのある文面に驚きを隠せなかったしゃけでしたが、ここは家事をきちんと担当している自負がありましたので、以下のように応戦します。

 

しゃけ

「たしかに奥さまはしゃけが気づかないところまで手をまわしてくれているとは思うし、それには感謝してる。でも、たぶん衛生感覚がしゃけと奥さまでは違うし、しゃけにとってはそこまでやる?というレベルの家事に対してしゃけがやらないことへの不満をぶつけられると納得いかない。しゃけは必要十分な家事についてはきちんとやっているし、奥さまが見えないところでしゃけが気づいてやっている家事もあるはずだよ。」

 

今改めて見ると少々大人げない主張かもしれません。でも世の中の男性、夫にはちょこっと共感を求めたい自分がいます(笑)

体育会部活動に中高大と所属し、泥にまみれながら暮らしていたしゃけにとっては奥さまの要求水準(Ex. 食器を当日中に洗う、消耗品は常にストックを常備しておく、歯ブラシは決められたところに置くなど)は当時、少々過剰に思えたのです。

 

ただ、当時家事分担は、「お互いに料理を作らなかったほうが片づけ」、「水回りそうじはしゃけの担当」、「掃除機掛けは奥さまの担当」のようにざっくりと領域分けはしていましたが、奥さまが言うようなそのどちらにも属しない家事(献立作り、ごみ袋つめ、賞味期限切れ調味料の廃棄などなど)は浮いてしまっていたのは事実でした。

 

和平会談の実施

もやもやしながら帰宅したその日、しゃけ家ではこの紛争を終結させるべく、夕食後のリビングで和平会談が行われました。どうやら奥さまは日ごろから小さないら立ちは感じつつも、それを指摘するのも面倒なので、我慢していたようでした。

 

ところがあの日、コップにたまった水があふれるかのように不満が爆発したのです。こういう衝突のしかた(ちりつも爆発タイプ)は初めてではなかったので、改めて妻の機嫌マネジメントの大切さを感じたしゃけでしたが、一方、議論していく中でしゃけのもやもやポイントを明らかにすることもできました。それは・・・

 

「必要な家事をする気はある。しかし、しゃけがそれをやろうとする前に知らないところで奥さまが一人で片付けてしまう。一方、先回りして率先的にやる家事アンテナの高さはしゃけにはない。だから奥さまから頼んでほしいのにそれは嫌だといわれる」という点です。簡単に言うと、察して動けといわれるのに、察して動く前に奥さまがやってしまう。待ってくれないことにもどかしさを感じていたのです。

 

このジレンマを解決するには、以下3つのポイントをクリアしなければなりませんでした。

  • 奥さまが要求する家事の理解
  • しゃけと奥さまがその家事を「やったか/やっていないか」がわかること
  • そもそもしゃけが率先してやろうと頑張れること(一番むずかしい)

 

悩んだしゃけは奥さまにある提案をします(次回に続く)

それではまた。

 

はじめまして!

こんにちは、しゃけです。

初エントリは自己紹介とこのブログの目的について書きたいと思います。

 

しゃけの自己紹介

しゃけは化学メーカーで事業企画、マーケティングを行う都内在住のアラサー会社員です。ちなみに大学時代は社会学を専攻で、センター試験も生物なので全くバックグラウンドはありません(笑) ポテンシャル採用全振りの、典型的な日本の就活生でした。

化学メーカーで事業企画、マーケティングというとイメージしにくいですが、具体的には新規製品開発のプロジェクトマネジメントをしています。世界中の既存/新規のお客様と一緒に新しい製品を作っていく仕事で、複数のプロジェクトを形にするべく世界中を飛び回っています(コロナ禍では残念ながらウェブ会議ですが)。何年もかけた案件が製品化され世の中に出ていく瞬間を夢みて毎日駆け回っています。

なぜこの仕事を選んだか?文系でメーカーって実際どうなの?など今後書きたいことはたくさんありますので乞うご期待です。

ちなみに趣味は旅行、映画です。特に旅行は大学時代にバックパッカーをしたりしていて、奥さまと共通している数少ない趣味なので一年に一回は二人で海外旅行をしています。お気に入りの国はポルトガルラオスです。どちらもメジャー過ぎず味があって居心地の良い国でした。映画も昔から好きで、週に1本は見ていて特に好きなジャンルは感動系のドラマ、少しダークなサスペンスですね。ハンニバルシリーズなどが好きです。

 

 

ドタバタ共働きDINKsライフ

地方からよっこら上京してきた田舎者のしゃけは、イケアをアイケアと読むアメリカ帰りの奥さまと大学時代に出会い(彼女はコストコもコスコと呼んでます)、社会人3年目に結婚しました。周りと比べても少し早かったので、結婚の段取りに始まり、手探りながら色々なイベント(海外結婚式前撮り、ポイント制家事分担、コロナ禍でのマイホーム購入などなど)を夫婦で協力してチャレンジしてきました。

しゃけの実家は父がメーカー勤務の典型的な専業主婦家庭でかつ男兄弟だったため、大学時代に一人暮らしはしていたとはいえ、他人でしかも母親以外の女性と暮らす中ではたくさんのカルチャーショックがあり、男と女でこうも考え方が違うのか!と気づきと学びの毎日ですが楽しくやっています。これから子供も・・・と考えると、ますますストレスフリーかつ快適なDINKsライフを研究しがいがありそうでワクワクしています。

 

 

ブログをはじめようと思ったきっかけ

そんなしゃけですが、気づけば30歳にさしかかり、仕事も家庭も次のステージが見えてきた中で湧き上がってきた想いが、自分なりの人生、そして暮らしの「哲学、ポリシー」を持ちたいという気持ちでした。20代のうちは経験の幅を広げて、手あたり次第にやりたいことをやってきましたが、その時期は人それぞれがそういったつまみ食いをすることが、むしろ自然なことでした。ですが、30代が近づくと社会人としても若手から中堅へ、周りも結婚して子供ができたりして、これまで同じレールを目指してたと思っていた仲間が少しづつ違う道に進み始めました。

そんな変化を目の当たりにしたとき、自分なりにどのように生きたいか、何を大切にしたいか、そうした自分なりの「哲学、ポリシー」を語れるようになりたいと思いました。その旅のお供として、過去の自分、そして夫婦が暮らしの中でしてきた決断や経験をブログを通して整理し、自分の大切にしたいものが何かを再確認していきたい。さらに、その内容がこのブログを読んでくださる方に共感してもらえるもので、何かの役に立ってくれれば、とても嬉しいなと思っています。ライフハック紹介!というより、内省的で、エッセイ寄りな内容になるかもしれませんが、お付き合いいただけると幸いです。

 

このブログのテーマ

しゃけ家の暮らしのコンセプトを一言で表すと「泥臭くときどきエレガントに」です。仕事と家庭で忙しい毎日をサバイブするには、愚直に様々な時短などの効率化、役割分担が必要ですが、一方でそんな毎日の中でも、ふとほっとする時間や精神的に豊かになるような経験は譲れない。また、普段はシンプル×低コストをモットーにしながら、時には一流の体験への積極的な投資、消費を惜しまない。そんなメリハリのある暮らしを目指していきたいと思っています。このコンセプトのもと日々試行錯誤している(してきた)ことを中心に徒然なるままに書き留めていきます。

 

それではまた。